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世界全体で見ると、7年生(中学1年生) 以上の15歳の生徒のうち、読解力が最低限の習熟度(PISA基準でレベル2以上)に達している生徒の割合には幅があり、北京・上海・江蘇省・浙江省(中国)、エストニア、マカオ(中国)、シンガポールでは90%近くに達しているのに対し、カンボジア、セネガル、ザンビア(2017年に実施された途上国向けのPISA
for Development調査参加国)では10%未満だった。数学では、最低限の習熟度(レベル2以上)に達している15歳の生徒の割合にはさらに大きな差が見られ、北京・上海・江蘇省・浙江省(中国)の98%に対し、ザンビアはわずか2%だった。OECD加盟国平均では、15歳の4人に1人前後が読解力または数学において最低限の習熟度に達していなかった。これらの数字は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に定められた、質の高い教育に関するグローバル目標を2030年までに達成するためには、依然としてすべての国が何らかの課題を解決する必要があることを示している。